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2-3. 経済産業省IT経営百選受賞企業の例:その1
このページでは、私が詳細設計に関わった経済産業省IT経営百選受賞企業のIT活用の例を説明します。
最初に、企業概要を説明し、次に、この会社で重要な情報について整理してみます。
■企業概要
東京和晒株式会社
http://www.tenugui.co.jp/
東京都葛飾区立石4-14-9
03-3693-3333(代表)
社員:22名
事業概要
繊維製造販売・染色整理業。都内唯一の染色工場を持つ。手ぬぐい・はんてん・ゆかた・ガーゼ・のぼり・生地の受注生産。手拭実践塾の運営。ウェブサイト日本の祭マツリドットコム など。
受賞・メディア掲載
日経IT / 日本経済新聞 / NHK / 経済産業省IT経営百選2004年度、2006年度 受賞 / 経営合理化優良化企業東京都知事賞 / 書籍:中小企業の突破力 / 書籍:IT経営百選データブック / 書籍:IT経営百選データブック〈2〉経済産業省が認定する21世紀の最優秀企業 など。
(※参考資料)
この会社の事業の1つは、繊維染色です。もう1つの柱は、布づくりサポートとして、手拭い・ はんてんなどのオリジナル製作・セミオーダーメイド・既製品販売・製作サポートですが、話が複雑になりますので、後ほど説明します。
ビジネスの基本骨格は、お客様から布を預かって、工場で色を付けて、納品するというものです。経営戦略としては、大量生産ではなく、多品種少量生産に対応すること。また、中国などの低価格工場に対抗するには、納品できるスピードも重要でした。1つの製品を作るのに、約300の管理したい項目があり、1日に100件のデータがありました。この数になると、手書きの帳簿では、管理不可能です。ITを活用するしか生き残る道はありませんでした。
■経営上の目的
・多品種少量生産に対応したいが、情報が膨大である。
・スピードアップしたい。
工場には、大きく分けて4つの工程がありました。染色→乾燥→仕上→検査。それに、入力(インプット)の入荷と出力の(アウトプット)の納品を含めると、一連の流れになります。
■工場の工程
入荷→ 染色→ 乾燥→ 仕上→ 検査→ 納品
全体像が見えた後は、各工程ごとにどのような管理項目が必要なのかを洗い出して行きます。入荷の工程に必要な情報は?お客様名、品物名、数量・・・。
このように会社の動かしているモノの情報を整理します。
この部分は、残念ながら既製のITシステムはありませんので、自分たちで開発することにしました。基本部分には、市販のデータベースソフト、ファイルメーカーを採用しました。ワードなどの操作ができる方が少し勉強すれば、ユーザーインターフェース(画面)を柔軟に作ることができるからです。細かい改良は、いちいち外注せずに、社内でできるようになりました。
(※参考資料)
こちらのビデオもご覧ください。
維染色工場 紹介ムービー
※画像をクリックすると、動画プレーヤーが立ち上がり再生されます。
ファイルメーカー
次に、お金の絡む部分、販売、会計、給与などについて考えます。
ここは、下手に自分たちで開発しようとせずに、既製品に業務に合わせようということになりました。導入したのは弥生シリーズです。
(※参考資料)
次のページで、どのようなシステムができあがったのかをお見せします。
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小田朋和 IT経営コンサルタント
(有)イオアート 代表取締役
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